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ほいくえん たんぽぽのくに (堺市三国ケ丘)
たんぽぽのくにの日々のようすです。
おわかれ会も済み、今年度を終えることができました。
今年度は、緊急事態宣言から始まり、消毒や換気の日々。
http://tanpopo92.blog118.fc2.com/blog-date-202004.html
いろんな意味で、記憶に残る1年になりました。

恒例の行事が中止になったり簡略化されたり、
そのことが、こどもたちの成長にどう影響を与えるのか?
あれができないこれができないと、できないことを嘆くのではなく、
どうすればよりよい日々を過ごせるか、例年以上に考える1年でもありました。
http://tanpopo92.blog118.fc2.com/blog-date-202005.html

保育や子育てを考えるうえで、ふたつの視点があります。
ひとつは、人生を連続的にとらえ、いずれ大人になる存在として
こども(幼児期)を未来への準備段階とする視点。【未来志向】
もうひとつは、人生を現在の積み重ねととらえ、こども(幼児期)であっても、
その時その瞬間の充実を大切にする視点。【現在志向】
どちらが正解かという選択ではなくバランスが大切。

前者に重点を置きすぎると、早期教育やつめこみ教育にかたより、
今を犠牲にして将来に投資するような、こども観になってしまいます。
どんな大人にするために、こどもに何をさせるのか。
「未来から逆算した今」にとらわれ、目の前のキラキラしたこどもの姿を見逃して、
いつか大きくなり、大人から離れていく後ろ姿を見送りながら
あの頃はよかった・・・と、喪失感で後悔することになってしまうかも。

むしろ、「今・ここ」を重視し、目の前のものに集中し没頭するような経験が、
こども自身の主体性を高め、学歴や偏差値のような他人と比較した価値ではなく、
オンリーワンの自己肯定感に支えられた生き方に導いてくれる、とも言われます。

「コロナ禍、こどもたちがかわいそう」
もしかしたら、そんな声は大人の印象に過ぎず、こどもたちは、
目の前の世界をしっかり楽しんでいる、そう感じることもありました。

「今・ここ」を生きるこどもと向き合い、それをともに喜べる「大人自身の今」こそが、
こどもに与えられる最高のプレゼント(present = 現在・存在・贈り物)。
そんな視点を見失わないように、と想いをめぐらせる1年でした。
PIC_0262.jpg
(↑おわかれ会のときにお話しした、8年前の写真です)

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